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 短歌・俳句を始める方は、先ずこの入門教室からお始め下さい。添削・推敲して、暫くは口で転がせて見てください。納得がいけば「短歌道場」・「蜻蛉歳時記」に移して歌人の評価を待ってください短歌は定形であればテーマは自由です。俳句は有季定型です                

 テーマ短歌作品作者・
添削者
 
1 48文字の歌 
    空指す稲や 俯むかん 目立ちぬ周り 不平選れ

2 発音 
  はるもおぼろに よをあけて ひとこえなきし せみのゆく

3  
   そらさすいねや うつむかん めだちぬまわり ふへゐゑれ

4 「 長 歌 」                                    かね
 思いきや 有れば良いのは 暇と銭

芳 春

5    
 無くて良いのは 虫歯かな

6  
 苦の無い日々も 良いけれど

7     さき             
 前の無いのが 一番困る

8 ******** 
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9 第25年上期 
  参 加 詩 歌 句 会 選  (  * は選句した俳人数 )

蜻蛉句会

10 参賀 
水間寺餅まく騒ぎ吾も居る 今年の福を帽子で受ける    * * *

芳 春

11 雪景色          いらか
山里の 甍の波に 小雪舞う                  * * *

正 湖

12 立春 
坪庭の 淡雪散らす 鳥の影                  * * *

芳 春

13 春                                                    あした
奈良坂の花の便りに誘われて 親しき友と連れ立つ朝   * * *

芳 春

14 春雨 
茶の香り 友集まりて 句会かな               * * *

花 江

15 五月 
浄土寺の藤の季節に手を合わす 仏の重み夕陽に染まる * * *

正 子

16 初夏 
紫陽花を 友に届けて 長居する              * * *

正 子

17 第25年下期 
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18 人生連句 
毎日を元気で居ても歳はとる 耳は遠うなり忘れも早い      *

芳 春

19 人生連句 
毎日を元気で居ても歳はとる 去年出来たが今年は出来ぬ   *

正 湖 

20 人生連句 
毎日を元気で居ても歳はとる 食は楽しく銭は利口に      *

藤 彦

21 人生連句 
毎日を元気で居ても歳はとる 昔の事を詳しく話す        * 

悟 志

22 人生連句 
毎日を元気で居ても歳はとる 暇はあってもする事がない    *

宝 俊

23 人生連句 
毎日を元気で居ても歳はとる 荷物も持たず歩くの遅い     *

鵬 旬

24  
-------- 「今回は 「 ネガティブ 」な 歌が多いですね」----

主 宰

25 八月 
開け放つ 窓に瀬音と 夏の風                **** 

藤 彦

26 八月  くさしげる   ぼひょう       しのぶ
草茂る 墓標掃除に 偲日々                  ***

藤 彦

27 秋 
鶏頭に柿にすすきにヒガンバナ 私の好きな秋の夕暮   ***

ミツコ

28 人生 
懸命に登ってきたがこれからは 老いの坂道ゆっくり下りよう***

芳 春

29 彼岸 
早や彼岸過ぎたる月日気づかずに 今年は未だステテコ姿 **

鵬 旬

30 彼岸          ふしまちづき
改めて 臥待月を べツ卜から                   **

正 子

31 秋 
長き夜を 一人暮らしの 持て余し                 **

鵬 旬

32 秋 
一事終え空を見上げて羊雲 今年も半ば無事に過ぎけり   **

芳 春

33 秋 
思ひきや空に浮びし羊雲 今年も湯煙馴染みの湯船     **

正 湖

34 秋 
一人居の長き息子が長々と 話しかけるを黙ってうけり   ***

みつこ

35 秋 
留め袖のしつけほどきし秋の宵                   **

信子

36 秋  だいせん                  はつしぐれ
大仙の 連れ添う鴨に 初時雨                 ***

正 子

37 秋 
行く水に 陰を落せし 初紅葉                 ***

正 子

38 人生 
かさこそと冬木の下の散歩路 過ぎにし日々を想い返して  **

芳 春

39 人生  ほどほど
程々と云うを悟りて日々過ごす 此れを見極む八十路の旅か**

鵬 旬

40 冬 
坪庭の石を濡らして忍びくる 春の足音一雨雨ごとに     **

芳 春

41 冬 
蝋梅の今年も匂う頃となり 道行く人の振り向きにけり     **

芳 春

42 立春                                               われ
節分の豆を数えて八十路かな 省かず食べて吾が誇りに ***

芳 翠

43 早春                           ま ご
客間には 雛軸掛けて 孫娘を待つ              ***

花 江

44 早春                                                              **
今日こそはリタイヤーの身の天下かな 居ながらにして雪景色見る

自由人

45 早春 
山茶花に 二羽の目白も 朝餉かな               **

花 江

46 早春  おぼろ
朧月 膨らむ影の 窓に入る                    **

花 江

47 早春 
梅日和 同窓の友と  永電話                   **

花 江

48 早春 
日脚伸ぶ 我が陰連れて 散歩かな               **

悟 志

49 早春 
老若が 早咲き桜 囲み見る                    **

悟 志

50 第26期上期                       
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*****

51 春 
桜の国天使が空から降りてくる 花の変幻眺めてあかず   **

恵 一

52 春 
春の夜に桜眺めて杯交わす ブルー・シートも座敷となりぬ  *

芳 翠

53 初夏 
若竹を 眺め二人の 夕餉かな              * *

正 子

54 春  しに
死もせで 西へ行くなり 花曇

漱 石

55 初夏  とし
歳重ね 口だけ達者 薄暑の夜

芳 翆

56 初夏 
木陰では 日傘畳んで 立ち話

正 子

57 26年下期 
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*****

58 連句解 
   川柳の 下五文字の 参加をお願いします。

主 催

59 柳 題 
幸せは こんなものかな  0 0 0 0 0

60  
幸せは こんなものかな 青い空

トンボ

61  
幸せは こんなものかな 腕まくら 

論 語

62  
幸せは こんなものかな 川の字で

新 妻

63  
幸せは こんなものかな 差し向かい

新 夫

64  
幸せは こんなものかな 膝枕

遊 介

65  
幸せは こんなものかな 缶ビール

芳 春

66  
幸せは こんなものかな 月の影

芳 春

67  
幸せは こんなものかな 一人旅

悟 志

68  
幸せは こんなものかな ふぐのなべ

正 湖

69  
幸せは こんなものかな 同窓会

千 鶴

70 万灯籠 
送り火に帰って行きし亡き妻の も少し居たい気持ちが雨に

芳 春

71  
見上げれば 今を盛りと 百日紅

正 湖

72 初秋                           てらせがき
僧今朝は 殊に忙がし 寺施餓鬼会

悟 志

73 晩夏                         ひでりぼし       
故郷の 球児が負けて 旱星

芳 春

74 晩夏 
六・七・八 思い出残し 夏果てる

芳 春

75 長歌 
この夏は 素麺喰らひ 昼寝して

芳 春

76  
一局打って 茶を点てて

77  
一服したら 出勤す

78  
あれやこれやと 目を通し

79  
一事終えたら さっさと次へ

80 初秋 
坪庭に 耳鳴り程の 虫の声

芳 春

81 秋 
名月に だんご供えて 乾杯し

傘 翁

82 秋 
望月や 東西南北 鯖の雲 秋の訪れ 天地に満ちる

傘 翁

83 秋 
旧友の話花咲く夜長し 茶道に舞踊ふたりの年期

芳 春

84 秋 
水打てば 静かになりし 虫の声

正 子

85 秋 
秋風に押されて歩む散歩道 変わらぬものは吾の一日

芳 春

86 秋 
基準値の元に戻りし蜆汁 妻の気遣い心に沁みる

幸 晴

87 秋 
遠出して大きな空に胸広げ 秋風受けて夕陽眺める

正 湖

88 秋 
下町は客も売り子も背を丸め テントの隙間夕陽差し込む

正 湖

89 秋 
金と銀今年は見事咲き揃い 芳香楽しむ秋の一日

芳 春

90 秋 
金木犀香の漂える空眺め 過ぎにし月日思い返えせり

芳 春

91 人生 
茶の道は点て方三年味五年 歌を詠むまで彼此十年

芳 翠

92 秋  つが
番い鴨 お城の堀に 胸預け

正 子

93 秋 
実南天色付きにけり今年又 一枚着込み動きが鈍る

千 鶴

94 人生 
飽きもせて゜美濃吉弁当 月・水・金  一人暮らしは此れも又良し

芳 翠

95 秋  ひと
他人よりも一足早く冬仕度 気兼ねする様な齢にもあらず

芳 翠

96 秋 
秋深し 同じことする 昨日今日

正 子

97 秋 
客席も時間の止まる日舞かな 誘いを受けて秋の一日

芳 春

98 年末 
数え日や 見栄なし無理なし 一人よし

正 子

99 人生 
茶の湯とは 只湯を沸かし 茶を点てて 飲むばかりなる 事と知るべし

利 休

100 春 
比叡よりの 水嵩増せる 春の川

菜 摘

101 春  はるらんまん
春爛漫 することもなし うとうとと

傘 翁

102  
春爛漫 小枝の揺れて 風誘う

悟 志

103  
春爛漫 ブルーシートの 座敷かな

早 希

104  
春爛漫 派遣社員も 車座に

昭 美

105  
春爛漫 騒ぎを避ける 二人連れ

幸 恵

106  
春爛漫 去年と同じ 枝の下

佳 代

107  
春爛漫 ベンチの横に 缶ビール

清 美

108             いちぞくろうとうわ
春爛漫 一族郎党輪になって スマホにのこす今年の桜

芳 春

109  
春爛漫 両手にビール モテキかな

泰 子

110  
夜桜を 眺め語りし 夕餉かな

昭 美

111 初夏 
緑なす 故郷恋しい 豆御飯

芳 翠

112                 ひま   かね
ハテ・サテ・と 暇あり銭なし 五連休

昌 世

113  
城野辺や 青葉茂れる 夕まぐれ

芳 春

114 人生 
過ぎ行きし八十路の旅の思い出は 悲喜交交に相方代わる

芳 春

115 五月 
青い空ぽっかり浮かんだ白い雲 今日も「すし満」馴染みの席で

芳 春

116  
五月空何処も彼処も人の波 我が家に帰りほっと一息

昭 美

117  
薫風に空を眺めて深呼吸 元に戻りし連休疲れ

昭 美

118  
我と来て 食べろや餌の ない雀

芳 春

119 夏                にく           か ぜ
ぼて腹と 治り難いは 夏の風邪

昌 世

120 人生 
リ・ホームの工事終りし我が家かな あとに残るは思わぬ疲れ

悟 志

121 初夏 
梅雨晴れ間浮かび上がりしビルの街 見慣れた景色これも又良し

芳 春

122  
今も尚 電話は続く 元茶友

正 子

123  
通勤着 色の定まる 夏初め

悟 志

124  
艶やかな女盛りに囲まれて 茶を点て語る吾の冥利か

芳 翆

125  
夏初め 予想通りの 本降りに

正 子

126 人生                   
親離れ子離れのさま目の当り  遠い昔を偲びて眺む

芳 春

127                                いた
若造り見てくれ通り扱かわれ 労わり受けぬ辛さに耐える

芳 春

128 人生                               
診察を 終えて病名 「お年です」

正 子

129 人生  あ ち こ ち                  ? ? ? ?
彼方此方が不自由になる「お歳です」 長寿の国のよくある病気

芳 春

130 秋 
おはぎ食う 移る季節の 味がする

芳 春 

131  
此の年の いろいろありし 鰯雲

芳 春

132            ひ   
大阪の 光が見へて来し 秋の雨

芳 春

133  
秋夕日眺めて語る元茶友 時の流れを互いに感じ 

正 湖

134  
突っ走る 気持ち抑えて 鰯雲

風 香

135  
無人駅 使いこなして 去ぬ燕

風 香

136  
物言わぬ電子碁盤と対峙する 羊の雲は窓に対峙か

芳 春

137  
銀河濃し マグに触れたる 匙の音

風 香

138 (27/9/27) 
月々に月見る月は多けれど 月見の月はこの月の月

博 覧

139  
(この夜は月が地球に一番近くに在り、通常より13%大きく見えました- 

芳 春

140  
十円硬貨と五百円硬貨の大きさ程の違いでした。)

141  
秋めきて 地図にて辿る 指の先

風 香

142  
秋寂ぶや 車窓過ぎ行く 湾岸線

風 香

143  
芒の穂 呼んでいるのか 送るのか

芳 春

144 人生 
目は朧耳には蝉が住んでいる せめて心は春を惜しむか

傘 翁

145 秋 
近江路や 旅の思い出 芒原

幸 恵

146  
我が街も 風俗違う 烈の行く

清 美

147  
秋晴れや 伸び放だいの 庭椿

昭 美

148  
毎日が 日曜日する この辛さ

正 湖

149          ひ
今日の陽の 色に染まりし 酔芙蓉

佳 代

150  
奈良坂の 友が誘いの 初紅葉

豊 享 

151          なにわ
異風俗難波の街を団体で 地球は一つ時代の流れ

芳 春

152 哲学短歌 
秋深し 基本忘れず程々に サア出かけようカメラと財布

芳 春

153   // 
運動会 基本忘れず程々に 組み体操はショウにはあらず

芳 春

154   // 
間食は 基本忘れず程々に 腹は脂肪の袋にあらず

芳 翠

155   //   ( N H K )
女子アナよ 基本忘れず程々に 顔は絵描きの画板にあらず

芳 翠

156   // 
何事も 基本忘れず程々に 便利と危険表裏一体

芳 翠

157   // 
昼寝する 基本忘れず程々に 夜の不眠を嘆かぬように

芳 翠

158   // 
夜読書 基本忘れず程々に 昼の居眠り笑いのタネに

芳 翠

159   // 
文人茶高慢彼是習うより 急がば周れ奥の細道

芳 翆

160  
今日も又偶数月の十五日 婆さんばかりお昼にビール

幸 恵

161  
前を行く婦人の尻のいとおかし 海月の泳ぐ姿にも似て

昌 世

162 秋 
眺めてる他に手のないデブの尻 秋風纏い何処へ行くのか 

昌 世

163  
秋雨に 裾を濡らして バスを待つ

昭 美

164   う い                           や そ じ        たきぎ                  
有為の山眺めて降りる故郷の 八十歳の旅路薪も杖に

芳 翠

165  
この度の旅の終りは美濃吉の 川を眺めて馴染みの席で

芳 翠

166  
山茶花の今を盛りと咲いている この時季寂し坪庭飾る

芳 翠

167  
数え日に予期せぬ仕事舞い込んで やりくりこなす今日の一日

悟 志

168 時事    こ  
孫娘と親と桁の違いの指五本 五千(円)と五百(円)時代の流れ

悟 志

169  
数え日の二日の休みフル利用 心断捨離押入れ満杯

悟 志

170  
茶を点ててこの一年を振り返る 変わらぬものは茶友の心

正 湖

171  
正月を迎える気持ち変わらねど 時の流れか手足の動き

正 湖

172                                                       もと
数え日に小春日和の.我孫子道 異国の人が小旗の下に

正 湖

173                      と し            ひ と
近頃の婦人の顔は年齢不明 髪は他人の毛皺埋め尽くし

傘 翁

174 年末年始 
カレンダーを 掛けてはずして 年用意

昭 美

175  
スーパーで 正月用品 買い揃え

昭 美

176  
正月や 果報は寝て待つ 親譲り

傘 翁

177           つつ
相寄りて恙がなきやとにらみ鯛 杯を交わせし我が子我が孫

傘 翁

178  
正月や日本出る人入る人 なにわの街も国際都市に

傘 翁

179    0  8  0    6  0  5  1  6  5  6  4
我が人生 老後一番 無為無欲

幸 恵

180  
我が人生無理せず無駄せず無茶もせず 静かに過ごす老後の日々を 

芳 春

181  
坪庭に二匹のメジロ楽しそう 輪切りの蜜柑仲良くつつく

正 湖

182  
冬将軍春の淡雪引き連れて 今年一番思い出残す

明 陽

183                 しゅくづ                         
美濃吉で人生縮図眺めけり 五年刻みの家族が食事

芳 春

184  
あの人は どうしているかな 冬の雨

幸 恵

185  
春浅し 残り少ない 常備薬

昭 美

186  
雛人形 飾り終えての 余寒かな

幸 恵

187  
観梅の空は晴れても誘いなし  それはそれでと紅引いてみる

陽 娘

188 人生訓         かね
昔から銭は天下の回りもの 流れ背して脇から受ける

傘 翁

189  
時期をみて相手選んでぼちぼちと 支出生かせば余得が残る

傘 翁

190                                  さき
七拍子揃えて八十路朝が来る 前の無いのが唯一悩み

傘 翁

191  
「七拍子とは(3k2sth)健康・金銭・家族・仕事・趣味・友達・暇時間」

192    こぶし                          つい
辛夷咲く歴史の小道散歩する 終の住処に選びし台地 (中央区上町台地)

芳 春

193                              かん ろう  ほう  し  れん こん がく  よう
人生の百年時代今生きる 「完 老 奉 司 練 婚 学 幼」

芳 春

194  
蓮に乗る阿弥陀如来の法話聞く 春の弥生の我の一日

芳 春

195  
春の宵 彼の電話で 目を覚ます

昭 美

196                                       たど
久方の仕事仲間の食事会 話疲れて辿りし我が家

昭 美

197  
春眠不覚暁 処処聞啼鳥 夜来風雨声 花落知多少

孟浩然

198                         ぼ け
赤と白 程よく分けて 木瓜の咲く

芳 春

199  
一人居の侘しきビール春の昼 高齢社会よく見る景色  (上六美濃吉にて)

芳 春

200  
花疲れ 人と車で 医者通い(大阪城公園の桜は観光客がいっぱいでした)

芳 春

201  
城の堀花の筏が弧を描く 春の名残を二人で惜しむ

昭 美

202                           きた                       めく
はてさてと連休続く時季来る 去年の日記ページを捲る

芳 春

203                                                  あ ち こ ち
五月晴れ暇あり金あり誘いなし それはそれでと彼方此方電話

陽 娘

204  
連休の 疲れが残り 医者通い

芳 春

205  
点滴を 眺める金曜 十三日

芳 春

206  
上弦の少し膨らむ月の影 二人で眺め思い出語る

昭 美

207  
今日殊に悩むことなし五月晴れ 何時ものことをいつもの様に

若 菜

208  
齢とって茶飯事それが大仕事 朝の行事はのの字で完了

芳 翆

209  
葉桜の 緑支える 枝太し

泰 子

210  
緑なす大阪城を前にして 有為の山坂語りし二人

若 菜

211  
緑なす大阪城を前にして 老後一番楽しき夕餉

幸 恵

212  
雀の子 餌あげるから 寄っといで

昭 美

213  
雀の子 餌に懐いて 友となり

正 子

214  
雀の子餌がもらえて楽しそう 皆んな並んで仲良くお食べ

若 菜

215                 こ
雀の子 庭の木枝で 晴れ間待つ

正 湖

216  
雀にも性格違う仲間あり 喧嘩集団.仲良しグループ

芳 春

217  
梅雨晴れ間 我が物顔に 舞う燕

芳 春

218  
水上の バスを眺めて 夕餉かな

泰 子

219  
招かれて 馴染みの席で 夕餉かな

昭 美

220  
今年また夏来にけらし天満川 脇の葉桜緑深まる

若 菜

221  
艶やかな夫人と共に夕餉する 心に秘める吾れが記念日

芳 春

222  
手を繫ぎ 葉茂れる 中之島

昭 美

223  
橋渡る 服のマチマチ 夏初め

泰 子

224  
父の日と誕生月と重なりて 子や孫集うビルでの夕餉

芳 春

225  
片蔭を 通り先祖の 墓参り

望 路

226  
塾終えて 見上げる空に 虹の橋

望 路

227  
三時間待って診察一分半 次回の予約十月半ば

芳 春

228  
旧友と 雀色時 エサ撒きに

飲 介

229  
今日も又 ミナミの雀 お待ちかね

飲 介

230  
コシヒカリ 雀の涙 もろてんか

米 作

231  
一人居の趣味で覚えし鍋料理 雀色時蛤匂ふ

芳 春

232  
抜けるよな 空の色して 夏果てる

芳 春

233                              へんげ
仲居さん 帯のひとつで 七変化

芳 春

234  
大方は 球となりけり 百日紅

芳 春

235  
北西の 雲の流れか 夏果てる

正 子

236  
目も口も この時ばかりと 秋味覚

昭 美

237  
羊雲 空は晴れても 誘いなし

若 菜

238  
干しものの 山もたたみて 夜ながし

泰 子

239  
高校も あと半年の 秋日和

早 希

240  
松茸の コースを食べて 秋気分

若 菜

241    ほ か       うつわ          どびんむし
他席よりも 器の目立つ 土瓶蒸し

泰 子

242  
避けたいな 同じもの食う 三連休

若 菜

243                あれ  これ
避けたいな 彼も是もと 三連休

泰 子

244  
避けたいな する事のない 三連休

芳 春

245  
避けたいな 介護するのも されるのも

昭 美

246  
買いものも 背筋伸ばせと ウインドウ

芳 春

247  
かさこそと 桜紅葉の 小路往く

若 菜

248  
雨あがり 桜紅葉の 散り急ぐ

泰 子

249  
山茶花の 花一つ咲き 秋の暮

昭 美

250  
山茶花の 二つ目が咲き 冬に入る

芳 春

251 春の七草  せり        すずな すずしろ   ほとけのざ    ごぎょう               しらがゆ くらう
芹・はこべ  菘・清白  仏の座  御行・なずな・の   白粥喰らふ

芳 春

252 新 年 
願わくは其の日その日を恙なく  時代は流れ我が身に変化

芳 春

253  
坪庭に 仲間集める 寒雀

若 菜

254  
葉牡丹の  渦せり上がる 上町台

泰 子

255  
節分や 齢の数だけ 豆並べ 省かず食べて 吾が誇りに

芳 幸

256  
立雛に菱餅飾り食べるかな? 立ち飲みもあり雛もマネする

早 希

257           さつき
五連休五月の空の星眺め 思い出語る馴染みの茶友

芳 春

258  
五月晴れ晴耕雨読の其の昔  土の匂いに茂れる青葉

傘 翁

259 秋 
金銀と 庭の木犀 揃い踏み

晃 久

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ふりがな 作者
短歌
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