527 鐃緒申鐃緒申鐃縮戊^ス

          くぐ    のぞ せみ
ふるさとに跼みて覗く蝉の穴 

             やがて聞こへし声の主かも
石山芳春

街道の肩を掠めし夏燕

            吾れの行く先みきわめてをり
長堀晃久
  
青梅の地に転がりて濡れてゐし
                             まなこ
               三毛の眼も閉じし儘なり
細川正湖

連れ立ちて水郷巡り秋の旅

             小船の揺れて鴨に見られて
細川正湖
         さまよ  くろ
ビル陰を彷徨ふ黒(猫)に夏深し

                 古里の風掠めし心地
寺山茶季

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