514諱オ豈泌ッソ隧」

ふくむすめ そで  そ      こ さざ
福娘の袖に染まりし小笹かな
石山秋月
       えびす ささ   しな
前をゆく戎の笹の撓ふなり
たわら      た      しな  ふく   ささ
俵ひとつ足されて撓ふ福の笹
ふくびき
福引のひと声高き玉の色
                   しろしょうじ
この家の一枚きりの白障子
こ ぞ こ としけいしゃ       はおと
昨年今年鶏舎の奥に羽音あり
はな やつで             あねきぶん
花八ッ手このごろ妻の姉気分
はち     さ     く       まつ なのか
鉢の梅咲いて暮れたる松七日
だいだいあわふ
橙の泡噴いてゐるどんどかな
ひとなみ         あゆ よいえびす
人波の星みて歩む宵戎
新屋信子